ビートルズ来日40周年記念

2006.5.6


今年は2006年、ビートルズが来日してから早くも40年という月日が流れました。
66年当時、私は「ウルトラマン」のテレビ放送に目を輝かせていた子ども時代でした。

日本では来日10周年、20周年とそれぞれの節目の年に色々な特集が組まれましたが、
ここではそれらの特集の特集(?)を組んでみましたが、主に出版物を中心に紹介しています。

日本では66年から数えた来日記念の年と、62年から数えたデビュー○○周年のふたつが並行して
レコード会社の宣伝として使われたり雑誌の特集が組まれたりしていますが、今年はどうなるのでしょうか。


それでは年代順にみていきたいと思います。


1966年

ミュージック・ライフ増刊号  ビートルズ来日特別記念号(復刻版)
これは80年頃にファン・クラブが復刻して販売したものなのでオリジナルではありませんが、
発行日などの細かいクレジットを見ると当時のまま忠実に復刻しているようです。

来日前に発行されているものなので来日時の情報は一切ありませんが、
日本公演のチケット写真が実物大でいち早く紹介されています。

このページへサインをもらうようになっていますが、鈴鹿で行われたF1グランプリのプログラムでも
同じようにF1ドライバーのサインを書いてもらうページがありました。
いつの時代でもファンの考えることは同じです。

でも、実際にこのページにサインをもらえたのは星加ルミ子さんだけでは?

右下の直輸入レコードの広告では「ビートルズ・Y」と「ラバー・ソウル」の米国盤がそれぞれ送料込みで2500円と
なっていますが、日本盤が1800円の時代ですからやはり輸入盤は当時の物価を考えるとけっこう高いものだったのですね。





8mmフィルム



何の映像だかさっぱり分かりませんね。
一応、4人が飛行機のタラップを降りてくる場面なんですがよく見ると4人らしき姿は映っていないようにも思いますので
4人が出てくる直前のシーンかもしれません。

十数コマしかありませんので映写時間にして0.7秒くらいでしょうか?





日本公演プログラム(復刻版)             当時は600円で売られていたそうです。
表。

裏。
裏表紙には「中部日本放送」と「a.murakami」の文字があります。

プログラム中央の広告ページ。

ここで紹介している日本公演プログラムは次のページで紹介する「TOKYO DAYS」テイチク盤の特典として付けられたものです。
たくさん出回っている復刻版の中ではこのテイチク版が一番忠実に再現されているようです。


私が所持している復刻版プログラムは全部で4種類ありましたが、それぞれを比較してみました。

4種類とも作られた年代が明らかに違うのに紙質や印刷の鮮明さなどは同じような作りなので
次にあげる相違点を除けばほとんど違いが分かりません。

それぞれの特徴は次のとおりです。
1.75年頃に通販(都内のレコード店)で購入。
              裏表紙に中部日本放送の文字は無し。広告ページがすべて削除されています。

2.80年頃にファン・クラブで購入。
              1と同じものですが復刻のチケットが付属しています。

3.86年発売の「TOKYO DAYS」テイチク盤の特典。
              ここで紹介しているもの。広告ページも含めてきちんと再現されています。
              ただし、私は本物のプログラムを見たことが有りませんので、相違点もあるのかもしれません。

4.96年東芝EMI製作の「アンソロジー・アナログ盤」購入特典。
              3とまったく同じですが、広告のページに注意書きが付け加えられています。
              (下の写真)
                 ↓





シングル盤 イエロー・サブマリン/エリナー・リグビー
来日直後のシングル盤ということで当然、この写真。






ビートルズ東京                     1966年

(この本は現在、行方不明なので押入れの中を捜索中です。見つかり次第あらためて紹介します)
75年頃に日本公演プログラムと一緒に購入した復刻版。カラー・ページもたくさんあって貴重な1冊でした。
96年頃に表紙のデザインとタイトルが変えられて復刻版が出たようですが、それは残念ながら全部白黒ページだったようです。





ビートルズの軌跡 1972年
私が初めてビートルズの日本公演について知ったのはこの書籍でした。
星加ルミ子さんの記事を読んであたかも私自身が武道館の客席にいるかのような擬似体験をしたものですが、
来日時のレポートは本当に何度も繰り返して読んだものです。


巻末のディスコグラフィーには海賊盤が少しだけ紹介されていますが、ずいぶん後の再版では削除されていました。





1976年(来日10周年)


来日10周年記念ステッカー エプロン
ステッカーとエプロンはいづれも東芝EMIが作成したもの。
ステッカーは紙製のシールになっていますが文字とリンゴの型にそって剥がすようになっています。

エプロンはデニム地のしっかりした生地が使われています。

レコードはやはり高価な商品であっただけに小売店の利益も大きかったようですが、
レコード会社もこういったプロモーションにはかなり予算を使っていた時代でした。





The Beatles Forever '76(小冊子)
東芝が作成したビートルズの小冊子は何種類かありますが、72年版を改訂した内容はその充実度から
一番読み応えがあるのが、この76年版かもしれません。

湯川れい子さんの記事。

星加ルミ子さんの記事。

個人的には最後の方に掲載された輸入盤発売リストのページをよく眺めていました。

これを見て同じタイトルのアルバムでも発売国によってタイトルが違うことや、「ディー・ビートルズ」
「イ・ファヴォロシ・ビートルズ」「シャンソン・デュ・フィルム・4(カトル)・ギャルソン・ダン・ル・ヴァン」なんていう
タイトルの読み方を知りました。

「西」や「仏」なんていう国名表示もこれで勉強しました(笑)が「S」と「M」の表示はなんのことなのか長い間わからなかったです。
同じタイトルのアルバムがモノとステレオで発売されているなんていうこと自体が考えてもみなかったことですから
当時の日本のファンの大半は誰もモノとステレオの違いなんて気付いていなかったでしょうね。

この中でどんなジャケットや収録曲なのか分からずに、ずーっと疑問だったのはスペイン盤の「ビートルズ・アゲイン」でしたが
76年当時はこんなタイトルのアルバムについて書かれた本なんか有りませんでしたから大いに興味がありました。





LP「ロックン・ロール・ミュージック」販促用下敷き
来日10周年記念とは謳われていませんが、東芝では上記の小冊子の作成とともにかなり力を入れていたと思われます。

このカラー写真は下敷きサイズの大きさで見ると本当にキレイで、この当時は「ホース・カバー」の存在をまだ知りませんでしたが
この時の写真が「ホース・カバー」としてジャケットに使われたのも納得というところです。





来日10周年記念!ビートルズ・フェア 公認プログラム
詳しくは分かりませんが、ビートルズ・フェア(デパートの催し物かフィルム・コンサートみたいなものだったのでしょうか?)の
会場で販売されたもののようです。
帯は中身が見れないように、ぐるーっと1周回っているので外さないと中は見れません。

帯を外した状態。

来日に関するページは4ページですが、写真そのものは全然関係ないものが使われています。





JPGR会報 NO.3
日本公演の特集ページを一部紹介。

70年代のファン・クラブといえば(ビートルズに限らず)ほとんどが大体こんな感じの手作りだったのではないでしょうか。
当時のスタッフの皆さん、お元気でしょうか?





デゾ・ホフマン未公開写真集(チラシ)
来日記念出版という宣伝文句ですが、内容は来日とはぜんぜん関係ないです。

それよりも、このチラシ裏面の「怪傑ビートルズの伝説」に
載っていたジョージが自動車事故で頭から血を流している
写真が強烈でした。
白黒写真ですがカラーで見たらかなり怖いと思います。

(この本の解説から)
1972年2月28日、ジョージとパティ、自動車事故に会い、
ジョージは頭部に軽い切り傷を、パティは助骨を折り、
病院にかつぎこまれる。





音楽専科 増刊THE BEATLES来日10周年記念特別号
「音楽専科」誌は当時の最新のビートルズの海賊盤を時々紹介していたので、興味しんしんでした。
そのページが読みたくて買っていた人も多いのではないでしょうか?

これはなかなか充実した内容で当時としては驚きの内容でしたが、「豪華完全保存版」の見出しもまんざらではありません。
個人的には、やはり裏表紙のビートルズ・アルバムの広告をしげしげと眺めていました。







気分はビートルズ 1976年2月15日発行
浅井慎平さんの写真とエッセイ。ビートルズ以外の風景画などの写真はカラーですが肝心のビートルズは全部白黒。


写真集「ビートルズ東京」と同じ写真が掲載されています。





ビートルズ・ファン・クラブ




20周年以降はこちらから

来日20周年







inserted by FC2 system