リンゴ・ラマ

                                                                                                                                           2006.6.3

今回はリンゴの素晴しいアルバムを紹介します。

いつものように豪華なゲスト・ミュージシャンの参加もありですが、そこはリンゴのお人柄。
リンゴの歌とドラムに加えてクラプトンやギルモアのギター、ウィリー・ネルソンの歌声を
楽しんでみるのもいいのではないでしょうか。

とぼけた感じのジャケットもご愛嬌ですが、未聴の方はぜひ聴いてみてください。

しかし、アルバム「ウェイト・オブ・ザ・ワールド」以降の新生リンゴともいうべき作品はいづれもなかなかの出来だと
思いますが、今回は特にジャケットからブックレット、DVDの映像までカラフルというか派手派手ですね〜。

ある意味ではリンゴ版「サージェント・ペパーズ」というところなのでしょうか?


ゲスト・ミュージシャン
  エリック・クラプトン
  ウィリー・ネルソン
  ティモシー・シュミット
  デイヴ・ギルモア
  ジャック・ブレイズ


日本盤CD 2003年3月26日発売


日本盤はボーナス・トラックとして「ブリング」(ムーヴィー・ミックス)を追加収録しています。

日本語訳の一部。この歌詞を見ながら聴いているとジーンときます。





US盤CD(ボーナスDVD付き)
左側の「RINGO STARR」という文字のステッカーは初回出荷分のごく一部にしか貼付されていないようです。




CD・レーベル



DVDレーベル




US盤CD(デラックス・エディション)
ジャケット表の貼付ステッカー。 シールドを剥がした状態のジャケット表。


3枚組みのデラックス盤は通常盤から半年ほど遅れての発売だったように思います。


ジャケット裏。

4つ折りジャケットを開いたところ。

付属のブックレット(手前)とジャケットを開いたところ。ブックレットは一番右の部分に収納されます。

ブックレットの内容は通常盤のものとは少し異なります。   「ロータスの伝説」のジャケットではありません(^_^;)

ブックレット裏。この写真はデラックス盤のブックレットのみに掲載されています。





ドイツ盤CD(ボーナスDVD付き)
ドイツ盤もDVD付きです。







収録曲について。

「メンフィス・イン・ユア・マインド」
ロイ・オービソン風の、というかモロに意識したバック・コーラスや合いの手が楽しい。
バーバラ・オービソンというクレジットがあるので何らかの協力があったようです。

「ネヴァー・ウィズアウト・ユー」
ジョージに捧げたこの曲はこのアルバム一番のハイライトですが、歌詞の内容やジョージを思わせるクラプトンのスライド・ギター、
しっとりと歌うリンゴのボーカル、曲の合間にさりげなく挿入されたシタールなどすべての点において、ジョージに捧げた曲としての
完成度は高いと思います。

曲調としては(あえて言うなら)「思い出のフォトグラフ」タイプの曲というところでしょうか。

「アイ・シンク・ゼアフォー・アイ・ロックン・ロール」
こんなに楽しいロックン・ロールを聴かせてくれるのはリンゴならでは、というところでしょうか?
ポールだったら熱唱型になってしまうし、他のロッカーには歌えない味をリンゴは出しています。

ライヴで演ってくれたら恥しがり屋の私でもライヴ会場で踊りだしてしまいそうです。

「ライト・ワン・フォー・ミー」
この曲も「アイ・シンク・・・」と並んで素晴しいナンバーです。
ウィリー・ネルソンとの競演ですが、やはりこの人の独特な歌い方はついつい「USA・フォー・アフリカ」の
中の一場面を思い出します。


各国盤の比較。
CDボーナス・トラック ボーナスCD DVD
日本盤CD 1曲あり
ブリング
× ×
US盤CD(DVD付き通常盤) × × 本編42分+短編フィルム5分
ドイツ盤CD(DVD付き通常盤)
DVDはPAL方式なので
再生対応のプレーヤーが必要。
× × 本編42分+短編フィルム5分

US盤デラックス・エディション
(3枚組み)
3曲あり
ブリング
OK・レイ
アイム・ホーム
有り
60分のラジオ番組形式。
司会者のインタビューに答え
ながら、その合間にアルバム
からの曲が流れる。
本編42分+短編フィルム5分
「ネバー・ウィズアウト・ユー」のプロモ約5分
「メイキング・オブ・ネバー・ウィズアウト・ユー」20分
合計約70分
                                              ※DVDはいづれも日本語字幕がないのが残念。


買うなら文句無く3枚組のUS盤デラックス・エディションをお勧めします。
値段は高くても3300円くらいまでで買えると思います。(私は2700円で買いました)

でもリンゴにあまり興味がない人が3000円というのはちょっとキツイ?

今回の「ランゴ・ラマ」を取り上げるにあたり4月頃から通勤のクルマの中や自宅で連日のように聴き込んでいましたが、
飽きることなく楽しんで聴くことができました。それだけ完成度の高いアルバムだと思います。

作詞作曲のクレジットでは全曲リンゴとプロデューサーであるマーク・ハドソンとの共作となっています。
やはり、リンゴひとりでの曲作りは難しいと思いますが、ほんのわずかな「ウィズ・ア・リトル・ヘルプ」を得て、
いい曲が出来たのではないでしょうか。

リンゴの作品には興味がないというビートルズ・ファンの方も意外と多いようですが、
このアルバムだけは機会があればぜひ聴いて欲しいものです。



本編映像から。
左上はメニュー画面ですがハートの部分をクリックすると短編フィルムが見られます。

小さなスタジオのシーンが中心ですが、個人所有のものでしょうか?
ビートルズのポスターや写真がいっぱい壁にかけてあって、何とも賑やかなスタジオです。

右上の写真はリンゴの左手のマメがつぶれて血が出ているところですが、
こんなベテランになってもマメってつぶれるものなんですね。

今回はリンゴが一人ですべての楽器を担当した曲もあります。
当然、ポールみたいには上手く出来てないですけど・・・





プロモ・ビデオ「ネバー・ウィズアウト・ユー」から。
このビデオは映画「ア・ハード・デイズ・ナイト」を意識して作られたようですが、シンプルながら味のある映像で
ついつい何度も繰り返して見てしまいます。

まず始まり方からして「フリー・アズ・ア・バード」のビデオとソックリ。
白黒のシーンは「ア・ハード・デイズ・ナイト」のようにわざわざ古いテレビ・カメラまで用意しての撮影です。
そのモニター画面にはビートルズやジョージの姿がさりげなく映し出されています。

カラーの場面ではシェア・スタジアムのコンサートの場面みたいに感じさせます。

この「プロモ・ビデオ」「メイキング映像」はUS盤デラックス・エディションにしか収録されていないので
この映像が見たい方は間違って通常盤を買わないように注意!










アンケートの集計結果について。

今回、リンゴのアルバムを紹介するにあたってビートルズ・ファンのうち、リンゴのアルバムをどれくらいの方が
聴いておられるのかをアンケート形式で調べさせていただきました。

集計結果は次のとおりです。
回答していただいた方は私を含めて11名です。


アンケート
の回答者
ビートルズ
(又はソロ)を
聴き始めた年度
ビートルズ・オリジナル作品の
LP又はCD所持枚数 
(CD化された15タイトルを
集計対象とした)
ベスト盤の
所持枚数
(赤盤、青盤)
(ビートルズ1
 
番外編の
所持枚数
アンソロジー)
(BBC) 
ジョンの
アルバム
所持枚数   
ポールの
アルバム
所持枚数   
ジョージの
アルバム
所持j枚数  
リンゴの
アルバム
所持枚数   
 Aさん 1963 13
 Bさん 1964 15
 Cさん 1968 15 全部 全部 全部
 Dさん 1970 15 全部 全部 全部 全部
 Eさん 1972 15 全部 全部 全部 全部
 Fさん 1974 14 全部 17
 Gさん 1974 15 20 10
 Hさん 1977 13 13 16 12
 Iさん 1978 15 全部 全部 16 10
 Jさん 1986 15 全部 全部 全部 11
 Kさん 1989 15 全部 19
※表の中の数字は回答いただいた方のアルバム所持枚数です。
 アルバムの枚数のみの調査としていますのでシングルは含まれていません。



回答していただいた方が熱心なビートルズ・ファンということもあって、
ほとんどの方がビートルズのほぼすべてのアルバムを聴いておられました。

聴き始めた年度がうまく分散していたのでよかったと思いますが、回答のサンプル数としては本当に少ないので、
その結果はあくまで参考程度にということでご了承願います。



ジョンとポールはほとんどの方がほぼ全部所持に近いですが、60年代前半の方が意外と聴いていないようです。

ジョージのアルバムで8枚以上所持というのも含めるとジョンとポールに並んで予想外に多いです。
たぶん「ダークホース・ボックス」という秘密兵器があったから、まとめて入手にした人がいたかもしれません(笑)。
いや冗談は別にして、8枚以上が8人ですからジョージもけっこうたくさんのファンが
聴いておられるということですね。ジョージ・ファンもご安心を。


さてさて、肝心のリンゴですが10枚以上所持の方は4人、0枚〜3枚が7人ですから
やはりジョンとポールに比べるとリンゴ人気は一気にガタ落ちです。

リンゴの場合はほとんど聴かないか、ほぼ全てを聴いているかの両極端に分かれていますが、
リンゴを聴いておられる方は10枚以上という枚数が示しているようにリンゴ作品に魅力を感じて、
それだけの枚数を聴いているということではないでしょうか?



年代別にみると。

60年代組のファンの方にとっては(表現が古いかもしれませんが)あのビートルズ旋風吹き荒れる中を
体験されてきただけにソロとなっての魅力は半減以下というのが正直な気持ちのようです。

70年代組は私もその一人ですが、リアル・タイムで体験したのがソロだったわけですから
実はビートルズ以上に親近感を抱いていたのがソロでした。
もちろんビートルズほどのパワーを感じていたわけではありません
(というかビートルズがいた60年代は実際に体験していないので知らないのです)が
ソロ作品のレコードまでは、なかなか買うことができない学生時代だっただけに現役で活躍している4人の
最新ヒット曲がラジオから流れてくるのを聴くのは楽しみでした。

80年代以降に聴きはじめたという方はジョンの死後であり、すでにラジオからは
4人のヒット曲が流れてくるということもほとんどなくなっていた時代ですから
もしかしたらポールやリンゴですら過去の人だと思って聴いていたファンも少なくないかもしれません。
新しい世代のファンが様々な音楽ジャンルの溢れている現在の音楽の中で、ビートルズを
どういう感じで受け止めておられるのかというのも興味があるところです。


ご協力いただいた皆さん、本当にありがとうございました。  m(__)m
また機会があれば皆さんの当時の思い出や体験話などを聞かせていただければ嬉しく思います。



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