インスタント・カーマ(3CDセット)     INSTANT KARMA(3CD)



2001年にEMI・キャピトル・ミュージックから発売されたジョンの3枚組CDセット。
通販だけでの扱いだったようで一般の店頭に置かれているのは見たことがありません。

また、国内の専門店などでもほとんど取り扱っていないようですが、
「ビートルズ・クラブ」会報の通販商品ページで何度か紹介して取り扱いされています。

ビートルズ・クラブでの取り扱い値段は6000円くらいだったと思います。

本家キャピトルの通販ページはこちらです。
http://www.timelessmusic.com/Albums/johnlennon_444.htm

「レアで見つけにくいタイトルがいっぱい」、なんて書いてありますけど
このジョンのタイトルに限っては入手困難な曲が収録されているという訳でもないので
収録内容が本当にレアかどうかは疑問のような気がします・・・

値段はお値打ち価格で$24.99ですから日本円で3000円くらいでしょうか。

たしかに安いけど、収録時間的としてはCD2枚でも収まると思うので一応、テーマ別に分けたというところでしょうか・・・・・・。




2006.7.16



US盤CD
2001年という時代には珍しいロング・ボックスで発売されています。


2005年の時点でもポールのCDなどでロング・ボックスとして発売されたタイトルが確認されていますが、
資源のムダ使いということで廃止されているロング・ボックスをわざわざ復活させているというのは
コレクターにもアピールするようにという考えなのでしょうか。

でも、このボックスも大半の人は捨ててしまうのが現状かもしれません。


3方開きの紙ジャケット。


内側には簡単なバイオグラフィを掲載、CDは
直接スリーブ内に入れるようになっています。


1枚目はいわゆるヒット曲集。

曲目だけを見ると何の変哲もないのですが、「インスタント・カーマ」から始まる意外性が
従来のベスト盤とはずいぶん印象が異なってしまうから不思議です。


2枚目は「ロックン・ロール」集。

こちらも「エイント・ザット・ア・シェイム」から始まる意外性やトロントでのライヴ音源も収録していて
これまた一味違う「ロックン・ロール」が聴けます。

「スタンド・バイ・ミー」を収録していないところが、良くも悪くもミソですが
聴きたい人は「ジョンのアルバムを買えっ」ていうことですね。

3枚目はライヴ集ですが、これまたビックリの「ウェル」から始まる選曲なんて誰が想像できるでしょうか。

しかも、冒頭のMCはいきなりフランク・ザッパですから恐れ入りました。
この選曲をした担当者はよっぽどのジョン・フリークかザッパ・フリークのどちらかでしょう。(フリーク・アウト)
私がキャピトルのお偉いさんだったら、ザッパのMC部分はボツにしています。
(ザッパが嫌いという訳ではありませんので念のため、彼の作品はほとんど持っています(^_^;)

どこの会社でも「め○○印」は押されるものです。

なお、「女は世界の奴隷か」はジャケット、レーベル面ともにタイトルの奴隷の表示が
差別用語ということで、「N.....」となっています。



この写真は冒頭で紹介したキャピトルの通販ページからコピーした写真ですが、
これを見ると2006年7月時点ではプラ・ケースに入っているように見えます。

もしかすると2006年時点では、ロング・ボックスという形態や紙製のジャケットは取りやめになって
普通のプラ・ケースに変更されて販売されているのかもしれません。





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