2007.2.18

オノ・ボックス


1992年当時、ヨーコの作品(特にアップル時代の作品)は廃盤で入手困難な時期、
この6枚組ボックスが突然のように発売されたのは驚きでした。
しかも、EMIではなくてライコからの発売ということも意外でした。

ただ、こういう形で出てしまったからにはオリジナル・アルバムの再発は無いのだろうな、と残念な気がしたものです。

収録曲の多くはヨーコによってこのプロジェクトのために特別にリミックスされているので、
オリジナル・ヴァージョンと比べて長くなったり、短くなったりしているものがあります。

収録されている全105曲のうち、日本での未発売曲は18曲。

個人的には長い間、聴くことができなかった「女性上位万歳」をキチンとした形で聴くことができたのは嬉しかったのですが、
ただ、当時のシングル盤では「パート1」、「パート2」と分かれたうちの「パート1」しか収録されなかったのは残念。


オノ・ボックス(日本盤CD)     92年6月24日発売


    ↑
ボックスの外側。
ボックスの内側。
                    ↓

ブックレット。
日本盤には「オリジナル・ブックレット」と「対訳・歌詞を掲載したブックレット」の2冊が付属。

ブックレットから一部紹介。
左のページは「女性上位万歳」の歌詞ですが、最初のタイトルは「女魂女力」だったようですが、
アメリカ盤のブックレットでは「女魂女力」の文字が綴じ込み部分に隠れてしまってほとんど見えていません。









ロンドン・ジャム
二つ折りジャケットの内側にはヨーコの解説が書かれています。
ヨーコの解説から(以下、同じ)。
1968年から1971年の作品を集めたもので、アスコットとロンドン、
そして短期間のニューヨーク滞在の時期にあたる。

CDは6枚とも白を基調としたシンプルなデザインになっています。

ニューヨーク・ロック
このディスクは全部、プラスティック・オノ・エレファンツ・メモリー・バンドと一緒に1972年に作った2枚組アルバム、
「無限の大宇宙」からの曲にスタジオでのおしゃべりを少し付け加えたものだ。
その当時、ほとんどの曲は50年代のロックのように、オーケー、それじゃ次、
というように私の好きな荒削りなライヴ感覚で、1テイクか2テイクでとっていた。

ラン・ラン・ラン
このディスクは、「空間の感触」の曲全部と、そのアルバム用に書き、シングルとして出したために
アルバムに入れなかった曲を収めたものである。

キス・キス・キス
このディスクは「ダブル・ファンタジー」と「ミルク・アンド・ハニー」の時期の曲を編集したものである。

ノー・ノー・ノー
このディスクは「シーズン・オブ・グラス」、「イッツ・オーライト」、「スターピース」から選曲したものである。
この3枚のアルバムはジョンの死後、録音したものだ。

ア・ストーリー
これは74年にジョンと私が別居していた頃につくったアルバムだ。これはもうすでに過ぎた状態だが、
ミックスがあまりよくなくていつも気になっていたので、このディスクのために全部ミックスし直した。






6枚のCDの裏面を並べたところ。





ボックスの全景。
箱の内側(上部、底部とも)にも歌詞が印刷されています。

それぞれ、左側がUS盤、右が日本盤。
日本盤には対訳のブックレットが付いているのでUS盤よりも箱の厚みがあります。


オノ・ボックス(US盤CD)
US盤は表の「O」の文字の中に「BOX」という文字が入っていますが、日本盤では削除されていました。


ボックス底面に印刷された曲目クレジット。





US盤に入っていた「オノ・ボックス・ウルトラ・ケース」の限定発売を告知するCDサイズのカード。
ウルトラ・ケースの値段はCD「オノ・ボックス」付が300ドル、ボックスのみが235ドルとなっています。
(どちらも、CD「ウォーキン・オン・シン・アイス」は付属しています)







オノ・ボックス・ウルトラ・ケース


「オノ・ボックス」の発売を記念して350セット限定で作られたもので、
この収納ボックス全体がヨーコのアート作品となっています。
正面から見たところ。

後ろ。
上に付いている紙はケースを製作したアンヴィル社の出荷伝票のようで、
日付は92年2月19日とヨーコさんの誕生日の翌日になっています。

フタを開けたところ。

内部はスポンジ・クッションに覆われていますが、
一番上の荷札のようなものが見えるのは「宇宙を開ける鍵」、
その下の細いところにはCD「ウォーキング・オン・シン・アイス」、
さらに下の一番大きなところには
CD「オノ・ボックス」を入れるようになっています。
  
底部。
フタの上に貼付されたネームプレート。


底部にタップ留めされた製造会社のプレート。
「宇宙を開ける鍵」(ガラス製)にはヨーコさんのサインと限定番号が付けられています。






ウォーキング・オン・シン・アイス(日本盤CD) 94年5月24日発売
「オノ・ボックス」から19曲をチョイスしたダイジェスト盤。

このCDは元々、アメリカでプロモCD(VRCD 0230)として作られたものを一般発売したもの。
イギリスでは同様のプロモ・カセットが作られたようです。

USオリジナル盤の発売は92年ですが、日本盤の発売日を見ると2年後の発売となっています。
けっこうブランクがあったものです。




USライコ盤の特徴である薄い緑色のCDケース。

CD本体はUS盤がそのまま使われ,帯とブックレットの対訳が付けられました。



ブックレットの一部を紹介。


「オノ・ボックス」のダイジェスト盤ではあっても、ボックスとは違った写真を使用しているところに好感がもてます。





ウォーキング・オン・シン・アイス(US盤CD)ロング・ボックス   1992年3月24日発売
中身のCDは日本盤として使われたものと同じです。





私がビートルズを聴き始めた頃、ちょうど「女性上位万歳」がよくラジオでかかっていました。

当時、女性解放運動をしていた中ピ連(中絶ピル開放連合)の代表(名前は忘れました)がテレビに出ていて
「ヨーコさんに曲をお願いしたら作ってくれました」というような話をしていた記憶があります。

芸能雑誌の「平凡」や「明星」に付録としてついていた「歌の本」にもこの曲が掲載されていました。

シングル盤が欲しくてレコード店を数件探したものの、結局見つからなくて諦めていたのですが、
数年後にこのシングルを奇跡的に発見!!

500円のシングル盤を片手に、財布の中を見ると480円しか無い(ガ〜ン!!!)
「また、今度の機会にしよう」と思ったのが永遠のお別れでした。

その後、中古盤で数回見かけましたが、当然500円では買えません(ガ〜ン!、ガ〜ン!ガ〜ン!)









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