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ダブル・ファンタジー  (LP編)
                          
    ※ CD編・シングル編はこのページの一番下から入れます。
2006.3.5
日本盤 (初版)



 
私的な話ですが、ビートルズ関係のレコードはこの頃までは必ず発売日に買っていました。

裏にはもうすぐ発売される予定だったジョージのニュー・アルバムが載っています。
この帯の小さなジャケット写真ではジョージの頭の後ろの方のゴチャゴチャっとした感じの部分が何なのかさっぱり分からなくて、ず〜っと疑問だったのですが、リマスターCDにこのジャケットが採用されたことでイギリス本土であるということが、やっと分かりました。

歌詞の掲載された内袋。


(曲目表示ミスについて)


このアルバムはいづれの国で発売されたものも、初版は曲順が上記の通り間違ってクレジットされているようです。

また、「I’M YOUR ANGEL」は「YES I’M YOUR ANGEL」と表示されたものもありますが、
最新のデジリマ音源のCDでは「YES I’M YOUR ANGEL」と表示されているので
「YES」を付けるのが正しいタイトルのようです。

これから紹介するアルバムは個々に曲順についての説明は付けませんが、それぞれの曲目クレジット部分の写真を貼付しましたので、ご自身で確認していただきたいと思います。

  
解説書は見開きになっています。

初版に入っていたアンケート・ハガキ。


ジャケット写真と比べて分かるアンケート・ハガキのこの大きさ。ワーナは本気でジョンの作品を獲得しようとしていたことを伺わせます。
アンケート・ハガキはジョンの全アルバムの再発売に関する内容で、正直なところワーナーから再発されればまた買い直さなくてはならなくて大変なことになると思いましたが、結局ワーナーから発売されることはなくてホッとしました。

すでにラジオで何回も耳にしていた「スターティング・オーバー」に対して、このLPを買ってきたときに初めて聴いた「キス・キス・キス」は、まさに衝撃的でした。この曲を聴くときだけは窓を閉めておかないと恥ずかしくて聴けませんでした。しばらくしてから放送禁止歌に指定されたはずですが今はどうなっているのでしょうか。

かつて松村雄策さんがヨーコさんへのインタビューで「A面をジョン・サイト、B面をヨーコ・サイトのように2つに分けて収録した方が良かったのでは」という話をしたところ「あなたは私たちの愛を分かっていない」とピシャッと言われたという話を思い出します。





日本盤LP (追悼帯)
追悼帯は初版の青い部分と一体となった1枚の紙に印刷されています。

ジョンの死で一時期レコード店の店頭からビートルズ関係のレコードがほとんど姿を消してしまうという信じられないような事態が起こっていましたが、この「ダブル・ファンタジー」も追悼帯がついて店頭に並ぶまでは2,3週間かかっていたのではなかったかなと思います(記憶が定かでない)。

ビートルズの解散から10年、まだまだジョンのカリスマ性がファンを魅了していた時代だったからこそ、ジョンの死をきっかけにもう一度ビートルズやジョンのレコードを聴いてみようというファンがどっとレコード店に足を運んだのだと思いますが、あれからさらに20年、ジョンの死とは対照的にジョージの死の時はレコードやCDが売り切れるなんてことはありませんでした。

もちろん20年前とは音楽シーンが全然違っているので一概に比較はできませんが、まさに「クワイエット・ビートル」そのままというべき静かな報道であり、ファンもまたその事実を静かに受けとめていたように感じました。





日本盤LP (廉価盤)
1950円の廉価盤シリーズの1枚として発売。アンケート・ハガキが付いていたはずだが中古で入手したものなので欠落していました。
解説書は初版と同じ内容のものが入っています。



ワーナー盤LPは再発も含めて、けっきょく曲順の訂正はされなかったようです。





日本盤LP (キャピトル)
アルバムの販売権がキャピトルに移ったために日本では東芝から再発売されました。


帯の下に書かれた「Aurex」の文字は東芝が発売していたステレオの名称。その前の70年代には「ICステレオ・ボストン」という名称で「レット・イット・ビー」のジャケット写真を使った新聞広告が載っていて大事に残してあったのですが行方不明です。
サザエさんは今でも東芝がスポンサーだと思いますが、そのCMでターンテーブルがくるくる回るシーンがあったのですが、レコードをよく見るとアップル・レーベルだったのが嬉しかったものです。







UK盤LP (キャピトル)













US盤LP (初版)






曲順が間違って表示されています。





US盤LP (クレジット訂正盤)




曲目の表示が訂正されて、ジョンとヨーコのメッセージも少し大きめの文字に変更されました。レーベルなどの変更はなし。





US盤LP (キャピトル)
キャピトルに販売権が移行後、発売されたもの。









ドイツ盤LP (キャピトル)


このレーベルは、やけにスッキリしていますが、キャピトル・ロゴを入れ忘れたのでしょうか?
内袋は歌詞が印刷されていない真っ白なものが入っていました。

オランダ、フランス、ドイツで共通盤として発売されたもの。
現在のようにいわゆるEU盤として発売される以前はこういった表示がされていました。





東ドイツ盤LP
ジャケット裏のクレジットがかなり異なりますが、曲順は正しく表示されています。




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ダブル・ファンタジー(CD編・シングル編)

 
















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