ザ・ビートルズ/1962年〜1966年

2010年9月18日





初めに・・・

1970年初頭、アップルとキャピトルはビートルズのベスト盤の企画をたてていたが
メンバーの承諾が得られず発売延期を繰り返していた。

そんな折にこの「AΩ(アルファ・オメガ)」が発売され、爆発的な売れ行きを示したため、
これ以上市場を荒らされるわけにはいかないと、
ようやくメンバーの承諾を得て発売されたのがいわゆる「赤盤」「青盤」である。




ビートルズ・AΩ(アルファ・オメガ)
ジョージの「オール・シングス・マスト・パス」と同じようなタイプのボックスに4枚のレコードが入っている。



4枚組で発売元は「オーディオ・テープ・インク」、値段は13ドル95セント。

曲順はボックス裏面の表示とは異なり、それではABC順かと思えばそうでもない。




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ビートルズ・AΩ・VOL.2
ボックスの表と裏は「VOL.1」のボックスの上から白い紙を貼付して「VOL.2」に仕立て上げている。
おそらく「VOL.1」の売れ行きに気を良くした業者が急遽「VOL.2」を製作したのではないだろうか?
「VOL.2」のボックス裏面には「コピーライト1973」とクレジットされているので
「赤盤」「青盤」の正規発売前にリリースされたようだ。

「VOL.1」、「2」の合計で8枚、120曲を収録している(一部ソロ作品を含む)

どうでもいいことだが「VOL.2」だけが変則的なオートチェンジャー用のプレスとなっている。
1枚目 1、4面
2枚目 2、3面
3枚目 5、8面
4枚目 6、7面




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「ミュージック・ライフ」1973年6月号
「ビートルズ再編成」の記事



上記「ミュージック・ライフ」誌の広告
2セット一括購入者、先着20000名にカートン・ボックス・プレゼントとある。

右ページのヨーコの広告がビートルズのベスト盤と対等に掲載されているのもスゴイ。






上記「ミュージック・ライフ」誌に掲載されたレコード・ショップの広告

本誌だけで4店のお店が広告を出しているが、この時点ではアルバム・タイトルは
「ヒストリー・オブ・ザ・ビートルズ」となっているところもある。

一番安い値段はアメリカ盤が2800円、一方イギリス盤は4200円とやはり高価。




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ザ・ビートルズ/1962年〜1966年
The Beatles/1962〜1966


日本盤LP 東芝音楽工業 EAPー9032B
73年5月20日発売。
73年当時、東芝が発売していた通常の2枚組LPは4000円だったが、「赤盤」「青盤」は
ポスター、解説書、ディスコグラフィーが付いて3500円というバーゲン・プライスだった。
(数年後に4000円に値上げされている)






歌詞の掲載された内袋。
これはジョージの3枚組アルバム「オール・シングス・マスト・パス」のアイデアをそのまま採用したものと思われる。
レコードの出入口は中央部が斜めにカットされているが、これはその後のカラー・レコードでも同じ。


内袋とレーベル部の色調は撮影の関係でそれぞれ違って見えるが、実際は同じ色。



ディスコグラフィー



赤盤のディスコグラフィーは前期の曲を収録したレコードが紹介されているが、
ビートルズ初心者の私にとってはそれぞれの違いがよく分からなかった。
とくに最初の2枚は「同じジャケットで一体どういうこと?」としか言いようがない。



左ページ:シングル盤とコンパクト盤のディスコグラフィー
右ページ:石坂敬一氏によるビートルズ概論(ビートルズ概論は青盤にも同じものが掲載された)






「不滅の作品集」として全曲の作詞作曲などのデータを掲載。






解説書





年表は1966年まで



右ページは1曲ずつの解説。
当時は情報が少ない時代だったので、こういった簡単な解説でもファンには嬉しいものだった。



ポスター
(撮影場所:1964年2月17日マイアミにて)


参考までに当日の別ショット
    ↓   ↓






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旗帯 EAS−77003〜4
1977年、ビートルズの全アルバムが新装発売された。
それまで日本独自のジャケットだった初期5枚のLPはイギリス・オリジナルのジャケットに統一された。
値段は4600円
ポスター、解説書、ディスコグラフィー付き



こちらは消費税導入後に発売されたもので4336円。
旗帯の裏面には同時発売のリストが掲載されている。






ディスコグラフィー
それまでの日本独自のジャケット写真は今回の再発に合わせてオリジナル通りに変更されている。
(でもよく見ると「フォー・セール」は変更されていない)
本来なら旗帯に付けられた番号順に並べられればよかったと思うが、初回時のレイアウトのままとなっている。



ディスコグラフィーはシングル盤とコンパクト盤のリストが削除されて、
代わりに水上はるさんの「想い出のビートルズが掲載された。




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日本盤LP  カラー・レコード EAS−50021
カラー・レコードのブームに乗って発売されたもの。
値段は3600円と安かったが、通常盤に付いていた解説書、ディスコグラフィー、ポスターは付かない。
歌詞付きの内袋は初回盤と同じなので割愛。






二つ折りの解説と対訳




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日本盤LP  カラー・レコード EAS−50021
1978年11月5日発売

レコード番号は変更されていないがレーベルがアップルからオデオンに変更された。
解説は前回のカラー・レコードと同じ二つ折りのものが使われている。
歌詞付きの内袋は通常盤と同じなので割愛。
値段は3600円。



長年慣れ親しんだアップル・レーベルからオデオン・レーベルに替わった「赤盤」「青盤」を
見るのはなんだか違和感を覚えたものだった。




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TOJP-7414
1993年1月27日発売
値段は5600円(税込)
初版のような豪華解説書やポスターは付かない。

音源は従来のアナログ・マスターを使用(リマスター音源の登場は93年10月の初CD化以降)。



ジャケット裏上部



内袋



歌詞カード(二つ折り)








続く
イギリス盤

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